2020 September

 

 
 
 
今年は新型コロナウィルスによる緊急事態宣言、外出自粛要請のため全てがオンラインになりパリに戻ることはおろか国内、都内の移動も殆どなく私にとっては初めての「ルーティン生活」が実現する。毎月1日に同じ場所に居る幸せ、経理に回す伝票整理も毎月のデータ整理もその量が少ないことにも驚く。

 

 

   
 
 
CO2の排出量が激減し空気が澄んで空が美しいのは東京も同じ。不思議な飛行機雲がビルの合間に浮かぶ不思議な光景。コロナに翻弄された夏もそろそろ終わり、この秋はどうなるのだろう・・・。

 

 

 
 
 
4月の外出自粛要請以来始めたバドミントンもこの残暑ではとても無理・・・、近くに出来た体育館にコートの予約がてら見学に行く。プールやジム、テニスコートを備えたアメリカのようなジムナスティッククラブ。すっかりご無沙汰しているプール、泳ぐことが何より好きな私にはなかなかツライご時世。

 

 

 
 
 
今年はコロナの影響で夏休みも短く新学期の始まりも早い異例の9月、「withコロナ」の生活も少しずつ定着して来たよう。長く続いた外出自粛要請で外食はもちろんコンビニも苦戦、閉店のお知らせを見かけることも多くなる。いつものコンビニのガランとした棚、コロナの影響は今後どこまで広がるのだろう・・・。

 

 

 
 
アトリエは早くもクリスマスの納品準備、見渡す限りbijouxが並ぶ作業台。オーダーから制作、検品とお客様のお手元に届くまでアクセサリーの展開は長丁場。そして常に季節を先取り、クリスマスを迎える頃は2021年春夏のコレクション準備が始まっているはず。

 

 

 
 
 
長引くオンライン生活で酷使し過ぎたのか?とうとう愛用のipad-miniが壊れる。殆どモノを壊すことのない私には新しいIT機器を見る良いチャンスと、早速アップルのお店へ。店員さんも「初代のipad-mini?」ともはやヴィンテージの域らしく珍しそう、今はもう7代目とか。日進月歩と言う言葉すら追いつかないIT機器の進歩に目を見張る。

 

 

 
 
 
普段なら対面の打ち合わせも全てオンライン、そして郵送・・・。春から続くこの手順にもすっかり慣れては来たけれどやっぱり対面とは効率が全く違う。そもそも「どこの誰に何を送ったか?」がわからなくなる。そのため毎回撮る写真の記録がなかなか面白く「イームズのカード」よう。

 

 

   
 
 
撮影用の作品たちもスタンバイ、細かい指示のメモをそれぞれのパッケージに添える。対面ならシーンに応じてその場で話すことを事前に書くのも難しい。全てが煩雑で手間も多くその割に効率も低く・・・、一刻も早く元の生活に戻れる日が来ることを願わずには居られない。

 

 

 
 
台風10号が北に抜け久しぶりに快晴の朝、台風一過の澄んだ空気と真っ青な空に白い橋のストラクチャーが美しいコントラスト。早朝に東京を抜け出し群馬の舘林に到着、主人のゼミの皆さんとご一緒する。広大なランドスケープと共に建つ群馬県立館林美術館、CGで描いたような美しい光景に目が覚めるよう。

 

 

 
 
 
続いて太田市美術館・図書館へ。数々の賞を受賞され何かと話題の美術館のような図書館、建築家平田晃久氏が市民と一緒に作った言う楽しい空間。迷路のようななだらかな傾斜を歩くのも心地よく、不思議な空間体験。

 

 

 
 
台風一過の快晴は嬉しいけれど再びの猛暑、伊香保グリーン牧場の羊さんたちもスヤスヤお昼寝?隣接するハラミュージアムアークへ。広大な緑と山々をバックにシンプルでシャープなフォルムが美しく浮かび上る。

 

 

 
 
 
本日最後の見学はアントニン・レーモンド設計の群馬音楽センター。高崎市民の熱望によって群馬交響楽団のために建てられたホールとあって今も大切に使われている。1961年の竣工とは思えない行き届いたメンテナンスに驚く。高崎市の文化遺産のような貴重な建築、平日午後公演なども盛んなようでぜひ演奏会を聴いてみたいもの。外に出ると空には虹、皆さんの若さに元気を頂きすっかりリフレッシュ。

 

 

 
 
素晴らしいお天気に恵まれた一日、美しい夕焼けの中を走る。藤岡のパーキングエリアに車を止めパリのZOOM会議、電波の調子と音声の調節が難しくリモートワークもあと一息?画面越しに見えるフランス人たちも皆さんマスク、熱く語るほど飛沫感染のリスクは高まるのだから致し方ない・・・。

 

 

   
 
 
台風一過で晴れ渡っていた昨日から一変、再びの曇天。本当に変わりやすいお天気の9月、ひたすら納品業務にいそしむアトリエ。クリスマスの納品が終わると次はもうお正月、年を追うごとにスケジュールが前倒しになり気ばかり焦る。

 

 

 
 
一ヵ月ぶりの軽井沢はやはり嬉しく、薄曇りの碓氷峠を越えると爽やかな山の風。美しい山々の景色に癒される。

 

 

   
 
 
定番ランチのバーベキューももちろん一ヵ月ぶり、澄んだ空気と肌寒いくらいの風が心地よく思わず食欲も増進。軽井沢の生活はいつも「定番」・・・、これと言って特別な事をしない日常が何とも休まる。

 

 

 
 
ランチの後ゆっくりお茶を飲んでいる間に通り雨、変わりやすい山の天気もまたいつもの事。雨上がりのしっとりした山の匂いとまだ残る霧雨の中、プリンスまで午後のお散歩に出かける。デッキに座って広大な緑を眺める至福のコーヒータイム。

 

 

   
 
 
クリスマスのギフトシーズンももうすぐそこ、納品業務は既に終盤。今年は華やかなパーティーはおそらく自粛、静かに楽しむクリスマスになりそう。そんな時こそアクセサリーで気持ちだけでも華やかに過ごして頂きたいもの。

 

 

 
 
 
ようやく納品業務を終えほっとする間もなくデータ整理、これも一つのルーティン?とにかく「溜めない」がテーマなのは皆さんも同じと思いたい・・・。

 

 

   
 
 
久しぶりにほっと一息、最近ご無沙汰のデザート作り。カスタードクリームさえ作っておけばさまざまにアレンジできるのも手作りデザートの楽しさ。卵と牛乳、小麦粉にお砂糖、ベーシックな材料とシンプルなレシピで気軽に作れるのも嬉しい。

 

 

 
 
9月に入り事務所もようやく対面の打ち合わせを再開。アクリル板の代わりにフェースシールドとマスク、お茶菓子もなく飛沫が飛ばないようにヒソヒソ話す。それでも久しぶりの対面は嬉しく軽井沢で摘んだ爽やかなミントティーを頂きつつ、PCR検査陰性の証明がインテリアのように・・・。

 

 

   
 
 
私のブランドのイメージでもあるカスミ草。さりげなく空気のようでありながら静かな存在感と可愛らしさ、そんな作品作りを目指したいもの。マルシェで見つけた大粒のカスミ草、早速アトリエの撮影台にセッティングする。白い小さな花々が眩しく揺れる軽やかな雰囲気にアトリエが明るくなるよう。

 

 

 
 
4月の外出自粛要請以来、アトリエはもちろん母の残したモノなどひたすら整理する日々。小さなロケットと思っていたものはナント方位磁石、海軍であった祖父が祖母に贈った珍しいペンダントヘッド。不思議なデザインの金のチェーンや家紋の入った銀杯、デイリーには使えなくとも大切な家族の歴史。丁寧に磨き母のコーナーに飾る。

 

 

 
 
 
ようやく涼しくなり早朝のストレッチを再開。久しぶりの公園はすっかり秋の気配、季節の移り変わりに驚く。満開の桜、溢れるほどのツツジ、そして紫陽花・・・、外出自粛期間に始めた朝の習慣のおかげで四季を味わう新しい楽しみを見つけた気分。

 

 

 
 
神保町の本屋街に資料を探しに行く。ファッション系、建築系と分野ごとにそれぞれのスペシャリティーがありゆっくり見だしたらきりがない・・・。50年代のフランスの雑誌のおしゃれなスタイリングに感激しつつバックナンバーを探す。私がパリに憧れていた高校生の頃、大切に読んでいた80年代のELLE JAPONも懐かしい。

 

 

   
 
 
汐留のパナソニックミュージアムに展覧会を見に行く。ロビーには東京オリンピック・パラリンピックまでのカウントダウン、コロナが終息して晴れやかに大会がスタートすることを願うばかり・・・。

 

 

 
 
長い間の念願であったアトリエ倉庫の整理。展覧会用の什器や撮影に使った「いつか使えるモノ」たち、形も大きさも大小さまざまなモノが立て込む。よくぞこれだけのモノが収まっていたと感心しつつ、ひとまず全てを階下に下ろしセッティングの順番を考える。

 

 

 
 
 
膨大なモノに溢れたアトリエを抜け出し軽井沢へ。数日間続いたアトリエの大整理に疲れ、木立に吹く爽やかな風に救われる想い。久しぶりに快晴の軽井沢、秋らしい日差しの中定番のプチバーベキューランチが殊の外嬉しい。

 

 

 
 
 
今年は本当に雨が多くなかなか晴れ間が続かない。テラスでのんびり食後のコーヒーを楽しむのも久しぶり。エスプレッソを入れてアイスクリームをお供に、眩しい光と鳥のさえずりが何よりものデザート。

 

 

 
 
 
軽井沢の生活はいつも同じことの繰り返し、ランチはテラスでバーベキュー、ディナーはステーキを焼く。何をするでもなくお喋りをしながらのんびり過ごす、こんな単調なルーティンが何とも休まる。手順良くセッティングされた鉄のステーキプレート、お肉が焼ける香ばしい匂いがキッチンに広がる。

 

 

 
 
例年はお客様の多い我が家も今年はコロナで静かな夏、ギャラリーにはトレーニングマシンと既にスキーシーズンの準備。ジープに取り付けるスキーラックが出番を待っている・・・。

 

 

 
 
 
お歳暮の季節にはまだ時間があるけれど季節のご挨拶やお礼状、幾つかの贈り物に添えるお手紙を書く日、「時間のある時に」と思っていてもなかなかそうも行かない忙しい日々。お相手を想いながら切手や便箋を選んだり、プレゼントをラッピングする紙やリボンを選ぶ時間も楽しい。

 

 

   
 
 
久しぶりにキッチンでさまざまな常備菜の下ごしらえ、ピクルスやラタトイユなどお野菜を簡単に摂れる保存の効くレシピは忙しいランチの定番メニュウ。まとめて作っておくとおやつにも便利、甘い物の代わりにピクルスやラタトイユを載せたプチトースト。常備菜作りは美容と健康のための大切な時間。

 

 

   
 
 
長くかかったアトリエ倉庫の大整理もようやく終わる。ジュエリーの展示台や撮影用の什器などのディスプレー用品、梱包材や発送用の箱、ギフト用のラッピング材などなど。カテゴリー別に、取り出し易く片付け易いように・・・、収納にも工夫が必要という反省と実感。

 

 

   
 
 
アトリエ倉庫の整理で発見した「ポジ」のファイル。最近の撮影は全てデジタルなので「ネガとポジ」というボキャブラリー自体既に使う事もなく、それを見るホワイトボックスもとうの昔に手放し・・・、ライトにかざして見る懐かしい写真。

 

 

 
 
 
旅先で集めた美しいブロシューで小さなマグネットを作る。母校のボランティアで「子供の工作のアイディア」をお頼まれした時に作ったこのマグネット、いずれは捨てることになる旅の思い出も実用品にすることでいつまでも大切に、そして使う度に楽しかった時間が蘇る。

 

 

 
 
大雨の中、大川美術館の「新井淳一展」と群馬県立美術館の「佐賀町エキジビッドスペース展」を見に群馬まで。朝から夕方まで延々と降り続く雨に参りつつも新井淳一氏の素晴らしい作品に感激、群馬県立美術館では霧雨に霞む広大なお庭に佇む宮脇愛子氏の作品を堪能、展覧会では懐かしい80年代に想いを馳せる素敵な群馬の一日になる。

 

 

   
 
 
殆どモノを壊すことの無い私のipadもさすがに6年も使えば・・・。ようやく新しいipadが到着、私のipadは初代のモデルだったそうで今は既に7代目とか。いつもながらアップルの美しく完璧にデザインされた梱包に感動、画面の美しさは隔世の感がある。

 

 

 
 
久しぶりの快晴、打ち合わせで出かけた銀座の街も青空に映えるビルが眩しい。地下鉄の出口直結のエルメス、というのも世界に類を見ないはず。美しいメゾン・エルメスのビルがオブジェのように聳える。

 

 

 
 
 
打ち合わせの合間に久しぶりの銀座クルーズ、GINZA6ではアート・ランブリングと称して館内各所にアーティストの作品が展示されているのも面白い。晴海通りにはボッテガ・ヴェネタの新しいビル、ブランドの象徴でもあるイントレチャートを模したファサードが印象的。

 

 

 
 
diary index ギンザコマツの西館にオープンした「DOVER STREET MARKET」は川久保玲氏がディレクションするコンセプトストア。2004年にロンドンのドーバーストリート沿いに作られた本店に次ぐ国内初のショップ。「Beautiful Chaos」=美しいカオスというコンセプトのもとに様々なクリエーターが集い新しい価値を創造していく場という。個性豊かな強いビジョンを持ったクリエーターが混ざり合い、その合間に置かれたオブジェが混然一体となって・・・、何とも不思議なショッピング体験。 page top

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